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全体で心を合わせて祈る
池田恵賜氏

東京オリンピック・パラリンピック(以下:オリ・パラ)の開催まであと10日となった7月13日、日本国際スポーツパートナーシップ(JiSP)は「オリ・パラ10日前祈祷会」を、オンラインで開催。JiSPオリ・パラ担当の池田恵賜氏(JECA・本郷台キリスト教会牧師)がマルコ5章の会堂司の娘の癒やしの記事から奨励した。
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東京オリンピックは結局、新型コロナ感染拡大の影響により緊急事態宣言下で、しかも都内の全会場は無観客での開催となった。 「2013年に開催が決まって以来、オリ・パラ担当として7年間準備してきた。ところが、昨年は延期、今年もコロナ禍での開催となり、結局、宣教チームの受け入れ、トラクト配布、フェスティバル、パブリックビューイング(PV)など、準備してきたことがほとんどできなくなってしまった。しかも開催に反対する声も聞こえてくる。オリ・パラ担当としては複雑な思いだ。同時に祈る必要を強く感じている」と、池田氏は語る。
そんな中、示されたのが「恐れないで、ただ信じていなさい」(マルコ5・36)の御言葉だったと。「『信じなさい』は『信じ続けなさい』とも訳せる言葉。娘が亡くなり絶望の中にある会堂司に対し、イエス様は『恐れないで、信じ続けなさい』と言われた。これは今の状況と重なる」
「神様の見方と人の見方は違う。オリ・パラにも開催の賛否といった人の見方がある一方、神の見方、神のご計画がある。それは、いろんな人の計画は閉ざされたが、祈りだけは開かれていること。神様は私たちを祈ることに追いやっているのではないか。オリ・パラ期間中に100万時間の祈祷を(URL https://ja.japan1million.com)ということで動き出そうとしている。神様は私たちを使命が与えられた者として選び、祈りの場へ送り出しておられる」と語った。
当日は、祈りの課題として①オリ・パラの開催により感染拡大しないように、②クリスチャンの選手たちが競争にとらわれすぎずに、神様に栄光を帰すことができるように、③選手村がオープンし、チャプレンの働きもスタートする。その働きが必要に応じて進められるように、④チャプレンのトレーニングが行われるが、そこでそれぞれが方向性を確認し、インスピレーションが得られるように、⑤日本の80%の人が関わっているスポーツを、宣教のツールとしてよりよく用いていくことができるように、⑥教会と地域とがつながるきっかけを提供していけるように、を覚え、いくつかのグループに分れ、また参加者一同で祈り合った。
JiSPは300日前から節目の時に祈り会をオンラインで開催してきた。次回は開催前日の7月22日に祈り会を開催する。